はじめに

「婚約指輪といえばやっぱりプラチナ!」
昔も今も、やはりこうおっしゃる方が多いのは事実。

でも、最近こんな傾向にも少しづつ変化が表れているんです。

それは、「ゴールド素材の婚約指輪の存在感のアップ」

特にクラフト系、オーダー/カスタマイズ系のショップはゴールドの比率が高まるのを感じます。
ネットを検索して婚約指輪のデザインを探すと、ゴールド系が意外とヒットしてくる経験なさるのではと思います。

今回の記事では、だんだんと存在感を増す、ゴールドの婚約指輪の多彩な魅力とその種類、選び方まで、丁寧に解説して行きたいと思います。

「婚約指輪ってプラチナじゃなくてもいいの?!」と言う方、
ゴールドの婚約指輪が少し気になっている方、まだ全然検討前と言う方にもお役に立つ内容と思いますので、最後までよろしくお願い致します。

プラチナとゴールドの違い

 

・まずは色

プラチナとゴールドの一番大きな違い、それはご存じのように色。

プラチナは
<白系>の貴金属ですが、ゴールドは<濃い黄色>

全く違う外観の二つの素材ですが、例えば後で述べるシャンパンゴールドのように徐々にプラチナの白とイエローゴールドの中間を埋める色合いの素材が
あらわれ注目度が高まってきています。

<白か?黄色か?>ではなく、繊細な違いでカラーゴールドを選んでいく時代になって来てると感じます。

・価格の違い

現在(2022.8月時点)、同じリングの場合、大半のショップの店頭価格は、
プラチナリングがゴールドのリングより10%程度高い状態です。

「今、ゴールドの方が、プラチナより相場の価格が高いのに、リングはなんでプラチナの方が高いんですか?」
と聞かれることがあります。

それは、
①リングに使われるゴールド(K18ゴールド)よりプラチナ(プラチナ900または950)の方が、純度が高い
②K18ゴールドに配合されるのは、銅と銀で、プラチナ900(または950)に配合されるのは、パラジウムという貴金属で、プラチナより高い

この二つの理由によります。

リングにする時、純粋な状態の金・プラチナは、柔らかくキズ付きやすいため、適度な強さにするため
<割り金(わりがね)>という別の金属が配合されます。

そのため、
・純度が高い=含まれる純プラチナが多い
・割り金が高い=パラジウムという貴金属を入れている
この二つの点で、プラチナの方が、今は高い状態です。

もちろんこれ以上プラチナとゴールドのの地金の相場価格の差が大きく開いていけば、K18ゴールドのリングの方がプラチナ900(または950)より高くなる可能性はあります。

・プラチナのメリットとデメリット

<プラチナのメリット>

【まずは白い色合い。】

純白のイメージを重視するブライダルシーンで選ばれる割合が多いのはこの<白さ>のイメージも大きいですね。

【純度が高い】

K18ゴールドの純度は75%。一般的なプラチナ900の90%を比べると、純度が高いのはプラチナであることがわかります。
この純度の高さが、プレミアムなイメージをプラチナにもたらしています。

【希少性が高い】

2021年のプラチナの生産量は、約200トン。ゴールドが約3700トンあたりですから、ゴールドの1/20程度しかプラチナは採れないことになります。
この希少性もプラチナのプレミアム感の秘密です。

【重量感】

プラチナ900の比重は19.9、K18イエローゴールドが15.4ほど。
同じリングを作れば約二割ほどプラチナ900製が重いということになります。
エンゲージの場合、細身のデザインの場合が大半なので、1グラムほどの差に収まる場合が多いですが、このあたりは気が付く人、気にならない方、色々です。

<プラチナのデメリット>

【色が白色のみ】

プラチナ素材は、婚約指輪の場合、<プラチナ900><プラチナ950>のほぼ二種類で、目で見てわかるほどの色の違いはありません。

カラーバリエーションは白のみで、ゴールドのようなカラーバリエーションはありません

【価格が高い】

先ほど書きましたが、K18ゴールドと比べると
・純度が高い
・強度のために配合した金属が高い
二つの理由で、現在(2022.8月)はk18ゴールドの婚約指輪よりプラチナ900または950の婚約指輪が高い状態です。

次は、ゴールド(k18ゴールド)のメリット・デメリットを見て行きましょう。

・ゴールドのメリットとデメリット

<ゴールドのメリット>

【色のバリエーションが多彩】

プラチナが一色なのに比べると、ゴールドは多くのカラーゴールドと呼ばれる豊富なバリエーション、多彩な色合いを楽しめます。

おなじみのイエローゴールド以外に、

・ホワイトゴールド
・ピンクゴールド
・シャンパンゴールド
・グリーンゴールド
・ライムゴールド
・ローズゴールド
・オレンジゴールド
など、他にもいくつかの色合いのゴールドがあります。

【お求めやすい価格】

価格に関しては色々なショップがあり、一概に言えませんが、ざっくりで見ると現状(2022.8月)プラチナ900製より10%程度安いぐらいの価格帯になっているようです。
相場の動き次第で、リングの価格は変わります。
今のところは、プラチナより少しお求めやすい状態と言えると思います。

<ゴールドのデメリット>

【色味が若干目立ち気味】

最近、カラーゴールドの認知が高まってきたとはいえ、やはり主流は<白いプラチナ>。
あまり目につく色合いはどうかな・・・?
そう思う方は、要検討です。

【選べるモデル数が少ないかも?】

ブランドによりますが全モデルがプラチナ以外でも作れる場合は少なく、一部の商品がゴールド系素材を選択可能というパターンが多いのではと思います。
気に入ったデザインが、ご希望のゴールドで作れないという場合も購入する店舗次第であるかも知れません。

ゴールドの種類とそれぞれの魅力

◆比較的普及しているゴールド
・イエローゴールド

もう皆さまご存じのイエローのゴールドです。
ゴールドと言えばこれ。
暖かみがあるラグジュアリー感あふれる色合い。
華やかな雰囲気が魅力ですね。

・ピンクゴールド

イエローよりも少し赤みを帯びたピンクの色合いでブレイクしてから長く、もう今ではカラーゴールド人気ランキング上位の定番素材にですね。
ピンク系の色合いが、ゴールドの華やいだ雰囲気に愛らしさをプラスして、イエローと並んで、二大人気ゴールド素材と言えると思います。
強度があるゴールドですが、反面大きいサイズ直しがしにくいのでご注意ください。(※当店は特殊配合の柔軟なピンクゴールド使用で多少のサイズ直し幅は対応OKです。)

・ホワイトゴールド

K18ゴールドの一種で、パラジウムという貴金属を入れることで黄色味を抑えたゴールドです。

海外ではかなりポピュラーな素材ですが、日本では積極的に選ぶというよりプラチナ価格が金より高いときに、選ばれるという色合いが強いように思います。
また素材の配合にも寄りますが、ベースがゴールドのため色合いがプラチナとは違うため、ロジウムというメッキをすることが多く、長年使用すると摩擦でのメッキのはがれで字の色が出ることがあります。
これが良くネットなどで言われる「ホワイトゴールドの変色」です。
現状(2022.8月現在)の貴金属市場の状況ですと、プラチナよりホワイトゴールドが高くなるケースが多いので、ゴールドへの特別なこだわりが無い場合あえて選ばれる方は多くない状態です。

◆最近注目度アップ中

・シャンパンゴールド


比較的最近知られてきたゴールド素材が<シャンパンゴールド>です。

シャンパンのような薄めの上品なイエローのゴールドで、肌色とのなじみも良く黄色味が強くないため主張しすぎない色合いです。

メインのダイヤの横にカラーのサイドストーンをあしらいたい時にも、石の色をあまり邪魔しないのもこのゴールド。
「ゴールドは好き。でも目立ち過ぎでは?」という層の人気を獲得して行ってます。
つや消しやヘアラインにするとよりシックになるため、「プラチナは少し冷たく感じる」と言う方におススメすると喜ばれています。
そんな理由で、男性にも抵抗なく身に着けられるゴールドとしてもおススメです。

【関連記事】シャンパンゴールドのメリット・デメリットへ

◆当店おススメのカラーゴールドと理由

<婚約指輪(エンゲージリング)>特にソリテールにおススメと言う切り口で選ぶカラーゴールドなら、

・イエロー
・ピンク
・シャンパン

の三種類になると思います。

当店には他にもグリーンや、オレンジ、など様々なゴールドがあります。
ただ、王道の細身のソリテールエンゲージなら、爪の部分、アームなど細い部分が多いため、柔らかい素材は使用しないのが無難です。
そこから言えば、上記の三種類が細身のエンゲージに向いていると思います。

幅広のデザインでしっかりしたアームに仕上げるなら、
・グリーンゴールド
・オレンジゴールド
・ライムゴールド
・ブラックゴールド

なども検討OKとは思います。

ゴールドは好き、だけど少し派手では?と言う方へ

隠れゴールド派?というか「アクセサリーなどはゴールドが好きなんだけど、婚約指輪だとイエローはちょっと目立つかな~?」
と言うのが、ゴールドを選ぶ時、ためらうポイントだと思います。

その場合の解決法は二つ。

①素材を黄色味が薄めのゴールドにする
すでに述べたように、シャンパンゴールドなら、薄くシックな色合いで付けて行く場所をあまり気にしないで身に着けられると思います。

②マット仕上げにする。
マット仕上げにすると、色味が一段白っぽくなるので、かなりイエロー感を抑えることが出来ます。
  

素材がシャンパンゴールドなら、マットに仕上げると元々薄めのイエローがなお黄色味が薄くなります。

「ちょっと目立ちすぎるかな・・・」と心配な時、おススメの方法です。

「イメージがわきにくい。でもショップは遠くて見に行くのは無理」と言う方向けに、各種のサンプル送付サービスをご準備しております。
是非ご活用ください。

<シャンパンゴールドの素材サンプル>をご希望、または、<つや消しゴールドエンゲージのイメージサンプル希望>
という風にご希望の内容を【お問い合わせフォーム】に記入、ご送信下さいませ。

・白vsマルチカラー。コンビネーションの魅力

「金かプラチナか・・・悩ましくて決められない!」

そんな場合、「両方つかっちゃう!?」
という方法もありますよ!

結婚指輪 コンビ K18 ワンウエイ

二種類のゴールドを使用した<コンビ(コンビネーション)リング>という方法もありますよ。

結婚指輪 コンビ K18 ワンウエイ

当店のような、カスタム系のショップなら、数種類の素材を組み合わせて作る事も可能です。
サンプルなどでイメージを膨らませて、オンリーワンの自分仕様づくりもまた楽しいですよ!
※コンビのリングのように二種類の素材を使うリングは、サイズ直しが通常より難しいです。
これらのアフターサービスへの対応の有無や料金など購入時にご確認されると良いと思います。

ダイヤの色への影響は?その対策

婚約指輪の主役は、やはりダイヤモンド。

ダイヤの輝きにこだわり、グレードの高い無色のダイヤをチョイス!
「でも枠がゴールドなら、色が映り込まない?」

こんなご心配を持たれる方も時々ですがいらっしゃいます。

ダイヤへの色の映り込みに関しては、留め方にもよるのですが、
一周ぐるりとゴールドに埋め込むなどは別として、
細い爪で留めたセッティングの場合、あからさまにダイヤが黄色く見えるほどでは無いです。

とは言っても、やはり「せっかく無色のダイヤをえらんだのに」と言う方もいらっしゃると思います。

その場合、写真のようにダイヤを直接支える<石座>部分をプラチナに変えることで、安心して身に着けて頂けます。
 

【婚約指輪ギャラリーへ】

リングの大部分を占めるアーム部分はお好みのカラーゴールドで仕上げて、ダイヤに影響があるかも知れない石座はプラチナで。
お好みのリング素材と、大切なダイヤの無色の美しい輝きを守れる方法ならこちらです。

婚約指輪に向かないカラーゴールド

「え?婚約指輪に向かないカラーゴールドもあるの?」
と驚かれるかも知れませんね。

婚約指輪の多く、特に人気が高いモデルは、細い爪でダイヤを留めたアーム幅も3mmもない細身の繊細なデザインが多いのです。

そこで気になるのが強度。

前の「◆当店おススメのカラーゴールドと理由」にも少し触れましたが、カラーゴールドの中には、比較的柔らかい性質のものもあり、
・六本爪のソリテール

など、繊細なデザインに仕上げると、変形や石を留めた爪の変形など、強度のことが少し心配です。

・ピュアゴールド
・グリーンゴールド
・ライムゴールド
・オレンジゴールド

などは、比較的柔らかい部類のカラーゴールドですから、細く、繊細なデザインがお好みならあまり向いてない素材と思います。
エタニティリングの場合も、基本細身なデザインなので、これら柔らかい素材での製作は変形が少し心配になります。

もちろん、とても丁寧に扱うならそこまで神経質にならなくても良いかも知れません。
ただ、日常ではつい服に引っ掛けたりということはありますから、できればこれら以外の素材をおすすめします。

もちろん厚さ、幅などしっかり強度が取れるデザインでしたら、上のような柔らかめの素材の使用もOKと思います。

各種のゴールド素材婚約指輪の事例をどうぞ

ピンクゴールドのソリティア婚約指輪(エンゲージリング)
コスモスみたい八本の爪がかわいくダイヤを包むエンゲージEG-001-8P-002

シャンパンゴールドのシックな色合いがエレガント
つち目ストレートアームにフィット EG-001-6P-004

ファンシーダイヤとカラーゴールドは相性がよいかも

ハートのダイヤとピンクゴールドのオーダーエンゲージ

せっかく豊富なバリエーションがあるカラーゴールドに組み合わせるなら、<ファンシーシェイプダイヤ>
おなじみの58面の<ラウンドカット(丸い)ダイヤ>以外にも<ファンシーカットと呼ばれる色々なカタチのダイヤがあって、徐々に注目を浴び始めてます。
写真のようにハート型の<ハートカット>や四角い<プリンセスカット>など、様々な形状があります。
カラーゴールドとの組みあわせで、ファッション性が高い婚約指輪が作れるメリットがあります。

その他事例は【プラチナ/K18婚約指輪ギャラリーへ】

ここまで婚約指輪と最近注目度アップの<カラーゴールド>について、種類、メリット/デメリットなど選び方のポイントをお伝えしてきました。
いかがでしたでしょうか?

理想のマイ婚約指輪づくりのイメージがだいぶ整理されてきていたら幸いです。

まとめてみるとこんな感じでしょうか?

・プラチナ、イエローゴールド、言い換えるとホワイトvsイエローの時代から、様々な色合いのカラーゴールドも選べる時代に。
⇒シンプルに2択からマルチカラーに

・値段は現時点(2022.8月)では、ゴールドが10%前後お求めやすい状態

・ゴールドイコール目立つ?!でもない。
⇒シャンパンゴールドなど、黄色味が薄いゴールドもある。
マット(つや消し仕上げ)など、黄色味を抑える方法もあるから、ご確認を。

・婚約指輪に多い細身のデザインだと、強度が少し心配な種類のゴールドもあるので要注意。
・ブランドにより配合が違う事があり、例えば

ファションの多様化もあり、ブライダルリングの選び方の自由度の幅はどんどん広がっています。
プラチナorイエローゴールドの時代から、マルチなカラーゴールドを選ぶ時代、そして複数の素材や、テクスチュアでマイカスタムエンゲージに仕上げることも。

そうそう、マリッジとエンゲージを違うカラーゴールドで、マルチカラーの重ね付けもカラフルで楽しいですよ。

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ギャラリー/プラチナ/K18婚約指輪⇒クリック
にもストレート系、ウェーブ系さまざまな事例をアップしていますので、こちらもデザイン探しのご参考になれば幸いです。

是非、広がりを見せる婚約指輪づくりのイメージを広げて、理想の一本に出会っていただきたいと思います。
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最後まで読んで頂きありがとうございます。