<ジルコニウム>の結婚指輪は、数あるブライダルリングの素材
の中でも、もっとも沢山のポジションをこなせる、
優れた<
マルチプレーヤー>的な存在。

金属アレルギー対応で、強度が高く、7色全てにカラーリングができ、
漆黒のブラックリングにも姿を変えれるなど、
ジルコニウムのブラックリング
これほど多彩な強みが
ある素材はこのジルコニウムだけと言えるでしょう。

今回は、リングの素材選びのお役に立つよう、このオールマイティー
素材<ジルコニウム>の指輪のメリット・デメリットをご説明したいと思います。

他の注目素材「タンタル」「ハフニウム」のメリット・デメリット
に関してはこちらから
【関連記事】
・タンタルの結婚指輪の6つのメリットと3つのデメリットについて

・ハフニウムの結婚指輪の5つのメリットと4つのデメリットについて

【ジルコニウムってこんな素材】

ジルコニウムは元素記号<Zr>元素番号40の金属。
白色系の色合いのレアメタルです。

名前は宝石の<ジルコン>から来ていてちょっとオシャレな
イメージですが、実際に元素としてはジュエリーの世界と
縁が深く、宝石にもいろいろな色の「ジルコン」があり、
アクセサリーに使われる、ダイヤモンドそっくりの石「キュービックジルコニア」
は、ジルコニウムと酸素が結合した<ジルコニア>で作られています。

アクセサリーで有名な<スワロフスキー社>のキラキラ輝く石たちは、
女性ならおなじみですよね。

きれいな歯並びを実現する審美歯科の被せものや、インプラントも
ジルコニウムの一種、ジルコニアが使われる事が増えていることが、
安全性と耐久性の高さを物語っていますね。

ジルコニウム結婚指輪

ジルコニウム結婚指輪


原子炉の燃料棒の材料に使用されることで放射線との関係を
気になさる方がいらっしゃいますが、タフな環境でも
使用可能なハイスペックな金属である証明で、放射線とは
全く関係が無くむしろとても安心な素材なんです。

ではジルコニウムの結婚指輪のメリット、デメリットについて
つくり手の立場も交えて、ご説明して行きたいと思います。

【ジルコニウムの指輪のメリット】

・金属アレルギーに対して安全

酸にもアルカリにも優秀な耐食性(腐食されない)を持つため、
アレルギーの原因の金属イオンをほぼ発生しません。

温泉やスポーツ中の汗、マリンスポーツの海水も気にせず
使用できるリング素材です。

青い結婚指輪

ジルコニウム青い結婚指輪

・軽い

ジルコニウムの密度は約6.5。
ジュエリー用のプラチナ900の3分の1と軽い着け心地です。
ハフニウムが密度13.3、タンタルが16.7ですから、
同じ大きさのリングなら、ハフニウムの半分、タンタルの1/3弱の
重さに仕上がります。
「着け心地が軽いリングがいい」と思う方には、チタンと並び
おススメの素材です。

ちなみに軽い金属として有名なチタンの密度は4.5
ジルコニウムより3割程度軽いという事になります。

そうは言ってもジルコニウムも、リング素材としてはかなり
軽いと言えますよね。

・強度と硬度が高くキズに強い

ジルコニウムは、プラチナの2倍近くの硬さを持ち、強度も高いため
強靭な指輪に仕上げることが可能です。

リングの製造方法には、
①鋳造(キャスト)/溶かした金属を型に流し込み固めてつくる
⇒量産が可能

②鍛造技法 / 金属のかたまりをたたきのばして、そこから削り出して
つくる⇒一点づつ製作

二つの技法がありますが、融点がプラチナより高いジルコニウムは
鋳造に不向きで、鍛造技法になります。

溶かして冷えた金属を圧力をかけて締めてから、削り出す鍛造技法は
材料がより硬く強くなるため、素材の強さプラス製法で強度を増した
リングとなるんです。

・白色系のレアメタル素材

素材としての色は、プラチナより少しグレー系のシルバー色。
アレルギー対応の結婚指輪の素材としては、ハフニウムと並び
プラチナに近い色をお求めのお客様に支持されています。

・様々なカラーに発色が楽しめる
ジルコニウムあざらしマリッジ

アレルギー対応以外の大きい特徴が、その鮮やかで幅広い発色。
これはチタンと同じ独特の酸化被膜がもたらす光のプリズム効果
によるもので、一色のみでなく、カスタム対応のショップには、
2色以上のグラデーションをお好みに合わせて彩ってくれるお店も
あるので、要チェックです。

結婚指輪 ミンサー

沖縄ブルーの結婚指輪 ミンサー柄

その透明感ある色合いは、沖縄の海を思わせるエメラルドブルー、
夜明けの空を思わせるドーンパープル、などなど実に様々。
こんなドラマティックなイメージをリングに与えることが出来る
のは、ジルコニウムを素材に選んだ方の特権ですね。

・漆黒のブラックリング仕様も可能

黒いジルコニウム アーガイル模様 結婚指輪

黒いジルコニウム 結婚指輪

 

色と言えばもうひとつの特徴が。
ジルコニウムの発色の最終形態、つまりプリズム効果をもたらす膜を
どんどん厚くしていくことで現れるのが「漆黒の黒」

その黒さは、濃く深く、他の二種類の黒「タンタル」「カーボンブラックコート」

とも違う、別格の雰囲気を醸し出します。
またリングの表面に強く結びついているため、長く美しい黒さを保つことが期待できます。
黒い結婚とジルコニウムブラックについてはリンクをクリックしてください。

黒い結婚指輪 和紙柄

ジルコニウム黒い結婚指輪

・レアメタルとしては、デザインの自由度が高い

他のレアメタル、「タンタル」「ハフニウム」に比べると、わずかですが、
加工しやすく、プラチナ・ゴールド程ではないですが、デザインのアレンジの幅
が広めなのが特徴。

カラーに加えて、デザインの幅も広めにとれるのはこの素材のメリットですね。

・タンタル、ハフニウムよりお求めやすい価格

素材としての産出量が少しタンタルやハフニウムより多く、加工の手間も
若干少ないため、この二種類よりジルコニウムのリングは、2~4割お求めやすい
価格帯になると思います。

・メンテナンスしやすい

つくり手として言わせて頂くと、研磨はタンタルやハフニウムより
やりやすく、というかこの二つがあまりに手ごわいので、
ゴールドやプラチナよりはかなり手ごわいジルコニウムの研磨も少しですが
やりやすく感じます。

強い素材でもともとキズは深く入りにくいので、後々のメンテナンス
もしやすい素材です。

【ジルコニウムの指輪のデメリット】

・扱うブランドが少ない

ジルコニウムに限らず、レアメタル全般に言えると思いますが、
一般的なジュエリー製作の技法が使えないため、扱うブランドは
かなり少ないものとなります。

多分日本全国でも当店入れても10店舗前後(※2022年現在)ほどではと思います。
代理店形式で取り扱うセレクトショップも増えて来ていますが、
それでも近隣で実物を見て選べるお店が無いエリアもそれなりにあると思います。
その場合通販というカタチになると思いますが、実際のサンプルを送ってくれる
サービスをするショップも増えているので、検索してお試しから始めるのも、
ショップの対応がわかって良いのでは?と思います。

・白さはプラチナに比べると劣る

白系の色合いですが、完全にプラチナの同等の色合いではないため、
完全に満足いかない方もいらっしゃると思います。

同じ白色系のハウニウムもそうなんですが、金属の色合いへの感じ方は
様々ですので、素材の実物サンプルの事前送付に対応しているショップなら
お取り寄せの検討をして見るのも良いと思いますよ。

■ジルコニウム結婚指輪作ったお客様事例はこちらから

・サイズの変更に制約がある

プラチナ・ゴールドは素材が柔軟で伸びやすく、切ったあとの溶接をしても
跡がほとんど目立たないのですが、硬くて伸びにくいレアメタルは、切断して
サイズ変更して溶接した後が時には少し色合いが変わることもあるなど、
全体的にサイズ直しなど修理に制約があります。

0.5~1サイズ程サイズを広げる場合は、甲丸タイプのシンプルなデザイン
なら引き延ばす方法で対応できますが、
サイズダウンやサイズを数号広げる場合は、セットした石やリングの
デザインに影響を与えないよう修正したいため、方法の検討が必要になります。
細かくはショップとお打ち合わせになると思いますが、柔らかいプラチナ・
ゴールドより手間がかかり、出来る事にも制約があることは考慮されておくべきと思います。

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いかがでしょうか?
メリット・デメリットについて、ジルコニウムを語ってみたわけですが、
メリットの方がずいぶん多くなってしまいましたね。。。

発色が様々に可能だったり、漆黒の濃く長持ちするカラーリングが
可能など、他の素材に無い強みがいくつもあるからだとご理解下さいませ。

もちろん後半のジルコニウムのデメリットも、押さえておいた方が
良い大切なポイントですので、良くご確認頂き、説明が不十分でしたら
遠慮なく、ご質問・お問い合わせを宜しくお願い致します。
・メール、LINE,リモートご都合が良い方法でご連絡を。

<お問い合わせフォーム>はこちらから

【セブンドリームスのジルコニウムのリングについて】

・デザイン、発色がカスタム、オーダー対応で∞
セブンドリームスは、ジルコニウムの
・婚約指輪はこちらから
・結婚指輪はこちらから
・ペアリング
・結婚記念ジュエリー
様々なご要望にご対応しております。

もちろん
・120色以上の豊富な発色バリエーション一覧はこちらから
⇒シングルカラー/グラデーション
・漆黒のジルコニウムブラック仕上げ
⇒全モデルにご対応

・ギャラリーのスタンダードモデルは
ほぼ全てがジルコニウムで製作対応

・幅やテクスチュアも様々に変更、カスタム自由

《コラム|ジルコニウムこぼれ話》

ジルコニウムのリングのマルチなメリットを色々語って見ましたが、
ジルコニウムから生まれる<ジルコニア(二酸化ジルコニウム)>も
安全性と耐久性で様々な分野で大活躍してるんですよ。

まずは最初に書いたスワロフスキーなどで有名な透明感とキラキラの輝き
「キュービックジルコニア」
プロでも一目で本物と見分けるのは簡単ではない、美しさは有名ですが、
最近、脚光を浴びてるのが歯医者さん、特に「歯」の美しさをアップする、
「審美歯科」の世界です。

虫歯の治療などで、合金を被せる「銀歯」にかわり、美しく自然な色調の
人工セラミックを詰め物に
使用するメタルフリーでの治療を選ぶ患者さん
が増えているようです。

様々なセラミックの中でも、圧倒的な強度があるのが「ジルコニア」で、
色が白く透明感があり、変色もしない、強度が非常に高く割れにくく
そのため耐久性が高い・・という大きなメリットがあるようです。

以前の治療で、樹脂の詰め物をしたとき、どうしても色が合わなくて、
歯科医さんが四苦八苦されてた記憶がありますが、今のジルコニアは
天然の歯の色を再現でき、患者さんの歯の色に合った色で出来るらしいですよ。

自然な色合いで見た目が自分の歯と義歯で違和感が無いなど、色や強さという
メリットの多くがジルコニウムのリングの場合とかぶっていて、つくり手とし
ては仲間が転職しても頑張って活躍してるみたいな?思わず応援したく
なる気分です!?

もちろん金属アレルギーにも安心で、24時間唾液に触れている状態でもイオン化
しないので、
インプラントや入れ歯のブリッジにも使われていて歯茎に適合しやすい
だけでなく身体全体にも安全で、汚れもつきにくいと大変優秀です。

錆びるなど劣化でアレルギーのリスクがあるパラジウムを使用した銀歯から、
近年はジルコニア素材へのシフトの流れは続くようです。

アレルギーへの安全性、強度、色味の自由さ、
いつもリングに加工しているジルコニウムが歯科の世界でも、
リングの時と同じメリットを発揮して活躍してるなんて、
なんてできる子なんでしょう!なんて、作り手としては
親心目線で見てしまいます。

私もホワイトニングやセラミックで歯をキレイに整えるのに
非常に興味がありますので、実は歯科医さんをあれこれ調査中です。
歯の色が子供の頃から気になってたので、芸能人の方の前歯にあこ
がれてました。
スポーツでもトッププレーヤーは、かなり取り入れてるようで
見た目だけでなく、プレー中奥歯を凄くかみしめるそうですから、
パフォーマンスにも影響があるからでしょうね。
日ハムの新庄監督の陶器のような白い歯はオールセラミックとか?!

デメリットとして、ジルコニアを削るのは難しく、義歯を作成
するにも技工士さんの技術がかなり必要になるみたいです。
診療を受けるクリニック選びが大事なんだなと思ってます。
ここも結婚指輪選びとにているような・・・。

あとは気になる費用・・。自費がメインになるでしょうから、
通常の診療に比べると少し高額になりそうで心配です・・・。
あとは時間。金額と時間!頭痛いところですが、白く審美的な
きれいな歯のためなら頑張るぞ!

近いうちにセラミックもだんだん保険適用になると思いますので、
気軽に取り組めるよう料金もさがったらいいな・・なんて期待してます。
そうなればきっとジルコニアの活躍もどんどん広がっていくと思います。

ジルコニウム結婚指輪からジルコニアの歯へととめどなく話が
広がりましたが、物としてのジルコニウムの<安全性と耐久性>
幅広い可能性を語らせていだたきました。

お気軽にご相談くださいませ。
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