<はじめに>

大切なプラチナのエンゲージやマリッジリング、
出来ればキズが付くことは避けたいですよね。

今回は、一般的で歴史あるプラチナ900(Pt900)よりも、キズが付きにくく、強度が高いハイスペックなプラチナ結婚指輪素材

・プラチナ950EX(エクストラ)

をご紹介していきたいと思います。

「せっかく結婚指輪を作るなら、少しでもキズ付きにくいものが良い!」
そう思ってらっしゃるなら、お役に立つ内容と思いますので、よろしければお目を通して見て下さいね!

<キズが付きにくい指輪にする二つの方法>

キズが付きにくい指輪にするには、指輪の<硬度>を上げる、つまり硬くすることが解決策となります。
キズとは、リングより硬いものが強く触れることで発生しますので、リングを硬くすると傷つく確率を減らすことができます。

リングを硬い状態にする方法は基本的にふたつあります。
①鍛造
②プラチナが硬くなる作用がある金属を混ぜる

詳しく見て行きます。

①の<鍛造(鍛造)>とは、金属の叩くなどの衝撃で硬くなる性質を利用して
硬度を上げ、きずつきにくいリングにする方法です。

②は主にキャスト(鋳造)による製作の場合の方法で、

プラチナに限らず、ゴールドもそうですが、結婚指輪の素材となる
貴金属は、金属の中でどちらかと言うと柔らかいグループに入りますので、
もともと決められた純度のプラチナ・ゴールド以外に、
<割金(わりがね)>という他の金属を入れて、硬度、強度を出すようにしています。

結婚指輪の素材として、最も普及している一般的なプラチナ900の場合、パラジウムという貴金属をプラチナ90%、パラジウム10%の割合で配合することで、適度な強度、硬さを持たせています。
つまり、普通のプラチナ900もピュアプラチナ(純プラチナ)に比べると、硬く強いと言えます。

今回、ご紹介する2種類のハイスペックプラチナは、こちらの技法で硬度、強度を上げたプラチナです。

<通常のプラチナ結婚指輪のキズつきにくさ比較?>

プラチナに限らず、結婚指輪の傷つきにくさは主に<素材の硬度>がバロメーターとなります。

わかりやすい目安として、ビッカース硬度という単位がありますので、こちらで各素材を比較してみます。
単位は<Hv>であらわされ、数字が大きいほど硬さが高いことになります。

硬度には調査の仕方で多少の幅がありますが、大体の目安として大変わかりやすく有効と思います。

主なプラチナ結婚指輪用の素材の硬さは以下のようになります。

・ピュアプラチナ  Hv50
・プラチナ900(Pt900/パラジウム10%) Hv70~110

<特に傷に強いハイスペックプラチナ|・プラチナ950EX(エクストラ)の硬度は?>

従来のプラチナ結婚指輪の硬度
・ピュアプラチナ  Hv50
・プラチナ900(Pt900/パラジウム10%) Hv70~110
に対して、今回ご紹介するハイスペックプラチナの硬度は以下のとうりです。

・プラチナ950EX(エクストラ)  Hv210

いかがでしょうか?

通常のプラチナ900より優れた硬さを実現していることが伝わるのではと思います。
硬さに限って言えば、
・プラチナ950EX(エクストラ)  Hv210
この数値は、通常のプラチナ900の約2倍と非常に高く、現在使用されているすべての結婚指輪用のプラチナ素材の中でも最高水準と言えるものです。

これは、キズ・変形に対してのタフなリングに仕上がる事を十分期待できる数値ですね。

<プラチナ950EX(エクストラ)の特徴>

それではこのハイスペックなプラチナ素材
・プラチナ950EX(エクストラ)
のメリット、デメリットを見て行きましょう。

・プラチナ950EX(エクストラ)のメリットについて

<硬度が最高レベル>

ご紹介したように硬度を表す「Hv」の値が、210Hvと、現在探せるプラチナのリング用素材で最高水準です。
キズ付きにくさは全プラチナ素材中トップレベルと言えます。

<意外にお求めやすい価格>

・先ほど一般的なプラチナ900は、パラジウムが含まれると書きました。
このパラジウムは、高騰中の貴金属で、プラチナの2倍程度の価格が続いています。
(※2022/7/11についに1グラム1万円を越えました)
そのため現在、当店を含め
プラチナ900(パラジウム10%配合)
より、
プラチナ950(パラジウム5%配合)
が少し安い状態が続いています。

そして
プラチナ950EX(エクストラ)はパラジウムフリー、パラジウムを含まないため、硬度、強度の高さという優れた強みを持ちながら、価格を抑えられるという大きなメリットがあります。

<パラジウムフリーでアレルギーリスクが低め>

・先ほどプラチナ950EX(エクストラ)は、パラジウムフリーと書きました。
最近リングによるかぶれ、金属アレルギーを気になさる声が増えて来ています。

パラジウムは、金属アレルギーを発症する原因物質に数えられています。
そのため一般的なプラチナ900、950はパラジウムを含むため、パラジウムアレルギーの方は、
発症の可能性があり
「プラチナの結婚指輪が着けたいけど、あきらめるしかない」という状態でした。

プラチナ950EX(エクストラ)なら、パラジウムを使ってないため、パラジウムにアレルギーがある方にも、プラチナの結婚指輪を着けて頂ける一つの解決策になるかと思います。

<鋳造(キャスト)技法使用のため、デザインに制限が無い>

・先ほど<鍛造技法>でも、リングの硬度を上げることが出来ると書いたかと思いますが、鍛造技法にも弱点があります。
それは叩いて強度を上げ、やすりなどで削って仕上げるため、やすりで削り出すのに適したデザインを選ぶ必要があることです。
その点、【プラチナ950EX(エクストラ)】は、
・柔らかいロウで原型を製作し、
・型をとり、
・溶かした金属を流し込む
鋳造技法を使うため、デザイン的な制限がほとんどありません。

<デメリット>

・サイズ直しの幅に制限がある。

サイズ直しは、リングの一部をカットして広げたり、縮めたりします。
その際プラチナ950EX(エクストラ)は硬く強度が高いため、形を整えるのに曲げにくく作業が困難な場合があります。
サイズ変更が2サイズを超えると、別の方法を検討することになります。
適度な柔軟性があるプラチナ900の方が、指のサイズが変わった時のサイズ直しなどメンテナンス性に関しては軍配が上がります。

・納期が少し長めになることがある。

若干通常プラチナより加工性に劣るので、キャスト(鋳造)時にトラブルが生じる場合がある。そのため納期が少し長めに設定されることもあります。

◆他の硬度の高い、ハイスペックな素材について

他の硬度が高い(キズに強い)、ハイスペックな素材としては、こちらもございます。

・プラチナ900Ir10(アイアールテン)硬度Hv140(※詳しくはこちらのページで)
~硬く白い希少なレアメタル<イリジウム>を加えたプレミアムなプラチナ

・タンタル 硬度 Hv150前後(※詳しくはこちらのページで)
~地上で最も黒い金属として人気上昇中。金属アレルギーにならない素材

・ハフニウム 硬度 Hv200前後(※詳しくはこちらのページで)
~白色系のレアメタルとして人気上昇中。金属アレルギーにならない素材

◆キズは「予防」も大事。そして奥の手とは

・硬くタフな素材といっても「キズ予防は大事」

硬度が高いプラチナと言っても、残念ですが無敵ではありません。
普段の日常生活には意外と硬いものが沢山あります。
ガーデニングの土の成分の一つ、<石英>、は硬度7、ナイフの刃が大体5.5程度と言われますから、相当硬いですよね。
洗い物など家事の際の食器の底のざらざらなども、同じくとても硬いのでリングの大敵です。
これでこすったりしたらプラチナでなくても金属の多くはキズがついてしまいます。
アウトドアやスポーツ、物を持つ作業などの前には、リングを外すことがキズ予防には一番です。

・外したリング、無くさないために

キズが付く前にリングを外す習慣は、リングの輝きを保つために良い習慣です、が。。
リングを外す習慣の最大のデメリット、それは「置き忘れ」

家の中ならまだしも、キャンプ場で洗い物をする前に外し、ついそのまま・・・。
大変です!
専用のポーチやケースを持ち歩くのも、良いかと思いますが、アウトドアやスポーツの際は置き場所にも気を使いますよね。

そこで、置忘れを防ぎ、アウトドアやスポーツで外した後も結婚指輪を常時身に着けておける<奥の手>をご紹介いたします。
それは<リングクリップ>

リングクリップの画像

リングをペンダントとして、いつも肌身離さず身に着けておくことが出来ます。
皮ひもにマリッジリングを通して、首からかけている方を見かけますが、切れたり、つけ外しで紐から外れた際に取りにくいところに落としてしまったりというトラブルも聞くことがあります。

こちらはそういったトラブルが無いよう作られた専用商品です。
現場作業があるお仕事の男性や、アウトドアやジム通いが好きな方で、「リングに傷をつけずに身に着けておきたい」と言う方にはおすすめです。

当サイトの<オンラインショップ>で仕様/価格のご確認頂けます。
※別注にてK18イエローゴールド/プラチナ900/金属アレルギー対応バージョンもございます。
<オンラインショップ|リングクリップ詳細ページ>はこちらから。

◆キズがつきにくいプラチナのメンテナンスについて

ブライダルリング、特に<結婚指輪>は毎日、ずっと身に着けるリング。
たとえ硬度が高いプラチナで作られていても、知らず知らずのうちにつくキズはどうしても避けられないときも。

そんな時は、ショップにリングを里帰り?させてアフターケア。磨き直しをおすすめします。
当店は、汚れ落としのクリーニング、キズの仕上げなおしの際、ダイヤや石のゆるみなど目立たない部分もあわせてチェックを行い、安心して普段お使いいただけるようしっかりメンテナンスを行います。

動画でセルフメンテナンスの方法を調べて、自分で研磨剤や専用のクロスで磨くのも良いですが、通常のプラチナ900でも磨くのは難しい金属です。
ましてや硬度が高いプラチナは、シルバーなどと全く磨き心地が違います。
思うように光らなくて深追いして磨くと、部分的に磨き跡がムラになったりする可能性がありますからご注意を。

時々ですが、「プラチナが変色したのでみてもらえますか?」とリングをお持ちになる方がいらっしゃいますが、プラチナはほぼ変色することが無い金属です。
このような場合の理由は「汚れ」でなく細かいキズによる「くもり」であることが、ほとんどです。
「中性洗剤で洗っても取れなかったからてっきり変色かと思った」
と言う場合、磨けば元通りになりますので、知識として覚えておかれると良いと思います。

◆まとめ

いかがでしたでしょうか?
硬度が全素材最強レベルの当社ブランドのプラチナ

【プラチナ950EX(エクストラ)】

の特徴、メリット/デメリットを解説してきました。
これまでをざっとまとめてみますと、

<メリット>

・ブライダルリングの全素材中、最高レベルの硬度Hv210
⇒キズへの高い耐久性

・ハイスペックな割に、価格控えめ
⇒高価なパラジウムを使用していないため価格控えめ

・パラジウムアレルギーに対してのリスク低い
⇒パラジウムフリーのため、パラジウムアレルギーに対してのリスクがフリー

・デザインの制限がほぼない
⇒硬度が高いが、硬い金属を直接削り出しでカタチを作る鍛造に比べ、
柔らかいワックスで原型を作り、型で金属にコピーするキャスト技法使用で様々なデザインに対応。

<デメリット>

・硬度、強度が高いため、サイズ直しが難しい、大幅なサイズ変更は困難。

・作業性は通常プラチナに劣るため、納期がかかる場合がある(短納期希望の場合は要問いあわせ)

以上プラチナ950EX(エクストラ)についてお伝えしてきました。

「キズに強いプラチナ結婚指輪がいい!」と思われる方は、多くの特徴があるこの優れた素材を一度ご検討くださいませ。

<プラチナ950EX(エクストラ)でのお見積り・オーダーの方法>

◆ご対応可能な素材の数が多いため、すべての素材の価格表記を記載することが出来ません。
お手数ですが、以下の方法でお問い合わせフォームにてお尋ねくださいませ。

①ギャラリーの各カテゴリーでデザインをご確認
②気になるデザインの品番を控える
③お問い合わせフォームより以下をお伝えください。

・品番
・ご希望の素材
・本数
・サイズ(出来れば)
・その他ご希望があればリクエスト

折り返し、お見積りなどをご回答致します。

もちろん世界に一つのオーダーメイドも丁寧にデザインから完成までサポート出来ます。

・プラチナ950EX(エクストラ)の特性を活かし、これからずっと人生を共に歩むリングづくりをサポートいたします。

25年以上オーダー中心に様々なジュエリーづくりをしてきた職人を中心に、スキルあるスタッフがやさしく丁寧にご対応致します。

この貴重な地球の地殻から落ちた一滴とも言える、プラチナのメリットを活かし、デメリットも知りながら
うまく付き合いながら、手作りで一本づつ美しいリングに仕上げています。

工房には、専門店ならではの製作に必要なスキル、設備を完備しておりますので、修理、磨き直しや、ダイヤモンドや誕生石、守護石など宝石の追加セッティングなどアフターサービスもお任せ下さいね。

購入を検討する中でつくり手に聞いてみたいご不明な点、こんなリングにしたいなどオーダーメイドのご相談もお気軽に!
ご質問いつでもお待ちしております。

実際に作っているからわかることも沢山ありますので、色々サポートいたします。

お客様の反応が励みになりますので、リクエストをお待ちしております!

この記事が、皆さまの理想のリングづくりのご参考になれば幸いでございます。