FOUNDATION FIRST
DLCは下地の性質を消しません
表面にDLCを施しても、指輪の構造を支えるのは下地です。金属への体質的な配慮も、外周の膜だけではなく、指に触れる内側と損傷時の露出まで考えます。
CANDIDATES
代表的な候補と確認点
| 候補 | 着け心地の方向 | メリット | 必ず確認すること |
|---|---|---|---|
| チタン系 | 軽量 | 長時間の装着負担を抑えたい方に検討しやすい | 合金の種類、内側の処理、サイズ変更 |
| ジルコニウム系 | 比較的軽量 | レアメタルを下地に、DLCの均一な黒を選ぶ考え方 | ブラックジルコニウムとの違い、再加工 |
| プラチナ・ゴールド系 | 重量感あり | 貴金属の価値とDLCの黒を組み合わせる可能性 | 合金・デザインごとの成膜可否、変形、費用 |
| その他 | 素材による | デザインや用途に合わせた選択肢 | 加工会社の対応実績と保証条件 |
「ほぼ何にでもコーティング可能」は、完成保証と同じではありません形状、ロウ付け、石、異素材、熱履歴、表面状態により適否が変わります。実際の製作仕様で個別確認します。
FIVE QUESTIONS
下地を決める5つの質問
軽い方が好き?
普段の時計やアクセサリーの重さを基準にします。
体質で気になる金属は?
既往歴や反応した素材を伺い、DLCだけで安全を断定しません。
将来サイズは変わりそう?
生活の変化や長期使用を想定し、対応方法を事前確認。
石やラインを入れる?
石留めの順序、コーティング範囲、再加工性に関わります。
内側も黒くする?
肌に触れる面の素材、着け外し時の見え方、摩擦を確認。
黒以外も残す?
溝や内側に下地色を見せると、二人らしい対比がつくれます。
ALLERGY CARE
金属アレルギーへの配慮は、下地から
DLCの主成分が炭素であることだけを理由に「アレルギーが起きない」とは言えません。リング内側の仕様、ピンホール、経年損傷、石座やロウ付け部など、接触し得る材料全体を見ます。
過去に反応したアクセサリー、皮膚科で確認した金属、反応した部位・時間、普段の汗や洗剤への反応。医学的な診断が必要な場合は皮膚科へご相談ください。
PAIR DESIGN
二人が同じ素材でなくても、ペアは成立します
片方は軽いDLCチタン、片方は素材そのものの黒を持つタンタルなど、体質・重さ・使い方に合わせて別々に選び、幅・ライン・石・テクスチャーを揃える方法があります。
- 同じ黒で、幅や艶を変える
- 同じライン位置で、素材を変える
- 内側だけ共通色にする
- 同じ刻印や石で物語を揃える
MATERIAL CONSULTATION
黒を選ぶ前に、指と暮らしに合う下地を。
軽さ、体質、仕事、将来のサイズ変更まで伺い、素材から一緒に絞り込みます。

