タンタル指輪のサイズ直し・修理|対応できる範囲と相談方法
タンタル指輪も、サイズ直しや再仕上げができます。
サイズ直しには、リングを切らずに広げる圧延と、切断して長さを調整するカット+レーザー溶接があります。傷が気になる場合は、鏡面への再研磨やつや消しの再施工もできます。
加工方法は、変更する号数だけでは決まりません。リングの仕様を職人が確認し、適した方法をご案内します。まず写真とご希望のサイズをお知らせください。
タンタル指輪のサイズ直しはできます
タンタル指輪も、サイズ直しができます。
場合によりますが、変更幅が小さいときはリングを切らずに広げる圧延、変更幅が大きいときはカット+レーザー溶接が候補になります。
ただし、小さな変更でも、石留めがあるリングを圧延すると、石や石留めに力がかかり、割れ・欠け・緩みにつながることがあります。表面の文様やテクスチュア、カラーリング、彫刻を保つために、カット+レーザー溶接を選ぶ方が適している場合もあります。
そのため、変更する号数だけで方法を決めず、まずリングの写真とご希望のサイズを確認します。
リングの仕様に合わせて、2つの方法からご提案します
リングの幅や形、表面デザイン、石留めなど、複数の条件の組み合わせで適した方法が変わります。すべてをお客様自身で判断する必要はありません。
おおよその見当がつくよう、当店での対応目安をご案内します。
- 圧延:サイズアップ約1〜1.5号
- カット+レーザー溶接:約4号前後まで
- カット+レーザー溶接の納期:約3週間
- サイズダウン、刻印・テクスチュア・石留めあり:カット+レーザー溶接をおすすめする場合が多い
これは対応を保証する数値ではなく、相談前の目安です。写真や実物を確認し、仕上がりへの影響をご説明してから方法を決定します。
方法A|圧延でリングを広げる
リングを切らずに、圧延してサイズを広げます。デザインやリング幅によって差はありますが、サイズアップは約1〜1.5号程度まで対応できることが多い方法です。
無理に伸ばすと表面に薄いしわが出ることがあり、その場合は再研磨が必要です。石留め、彫刻、テクスチュアなどへの影響を確認してから選びます。
方法B|カット+レーザー溶接で長さを調整する
リングの一部を切って長さを調整し、レーザーで溶接して成形し直します。デザインにもよりますが、約4号前後まで対応できます。納期は約3週間が目安です。
サイズダウンや、刻印・テクスチュア・石留めがあるリングでは、こちらの方法をおすすめすることがあります。溶接した部分には、薄く色味の違いが出る場合があります。
加工できるかだけでなく、仕上がりがどう見えるかまで事前にお伝えし、ご確認いただいてから方法を決定します。

傷・くすみ・つや消しも再仕上げできます
通常使用で入った傷は、再研磨して鏡面へ整えられます。つや消しも再施工できます。
深くえぐれた傷は、状態を確認したうえで肉盛り溶接を検討します。変形、石の緩み、刻印の薄れなども、サイズ直しと一緒に確認できます。
タンタルの黒灰色は素材そのものの色です。表面を磨き直しても、色の違う下地が出ることはありません。
詳しい経年変化は、タンタル指輪の傷・変色・再仕上げでご案内しています。

サイズ直し・修理は、当店で製作したタンタルリングが対象です
他店で購入されたタンタルリングは、素材、構造、過去の加工履歴を確認できないため、サイズ直し・修理をお受けしていません。購入された店舗へご相談ください。
指輪が抜けなくなったときは、状態と距離で相談先を分けます
当店ではこれまで、タンタルリングが抜けなくなったというご相談自体、一度もありません。
ただ、一般には、結婚指輪を長く着けたままにしているうちに体形が変わったり、体調や暑さで指がひどくむくんだりして、リングが抜けなくなることがあります。万一、当店でお作りしたリングが抜けなくなった場合は、当店でも対応できます。
休業日や外出中などで、すぐに対応できない場合があります。強い痛み、しびれ、指の色の変化がある場合は、工房への連絡や工具の配送を待たず、119または救急医療の相談窓口へ連絡してください。福岡県では、#7119で救急車の利用や受診できる医療機関について、24時間看護師へ相談できます。
ご来店できる方
痛みや指の色の変化がなく、ご来店できる状態であれば、先に当店へ「タンタルリングが抜けなくなった」とお電話ください。
休業日や外出中でないかを確認し、切断に必要な準備をしてから対応します。連絡なしで直接お越しになるより、状況を先にお知らせいただく方がスムーズです。
遠方の方
お近くの消防署へ電話し、「タンタル製のリングが抜けない」と伝え、切断対応と使用できる工具があるか確認してください。
福岡市消防局は、消防署に指輪を切断するリングカッターがあると案内しています。ただし、材質によって時間がかかったり切断できなかったりするため、消防署へ向かう前の電話確認が必要です。
指の腫れが強い、けがをしている、消防署で対応できない場合は、救急外来、整形外科・手外科が相談先になります。医療機関によって受入れや切断工具が異なるため、受診前に電話で確認してください。福岡県内で相談先が分からない場合は、#7119を利用できます。
緊急性が低い場合は、専用リングカッターを配送できます
強い痛み、しびれ、指の色の変化がなく、消防署や医療機関での対応が難しい場合は、当店へご連絡ください。
指とリングの間を保護しながら切断できる専用リングカッターを配送し、使用方法をご案内します。お届けまで時間がかかるため、腫れや痛みが進んでいる場合は配送を待たず、消防署や救急医療へご相談ください。
切断後のリングも修理を検討できます
切断したリングと外した部品は、すべて保管してください。切断位置、変形、石留め、刻印、仕上げの状態を確認し、修復方法をご案内します。
まず指の安全を確保し、リングの修理はその後にご相談ください。
まず写真を送ると、相談がスムーズです
サイズ直しや修理をご希望の場合は、LINEで次の情報をお送りください。
- 指輪全体が分かる写真
- 傷、変形、石の緩みなど気になる部分の写真
- 現在のサイズと希望サイズ
- リング幅
- 石留め・刻印の有無
- 購入店と購入時期
- 鏡面・つや消し・テクスチュアなど現在の仕上げ
写真から分かる範囲で、対応方法と実物確認が必要な点をご案内します。実物を見ながら相談したい方は、ご予約のうえご来店ください。
ご相談から修理まで
- LINEで写真と希望内容を送る
- 対応方法の見通しと、確認が必要な点をご案内
- 郵送またはご来店で実物を確認
- 加工方法・仕上がり・費用・納期をご説明
- 内容をご確認いただいてから修理開始


