エメラルドという名前は、ギリシャ語で「緑の石」を意味する「スマラグドス」に由来すると言われています。古代エジプトの女王クレオパトラは、自分専用のエメラルド鉱山を所有するほどこの石を愛用していたことが史実として残っており、その鉱山は1818年にフランス人によって実在が確認されています。また、アレキサンダー大王は戦いの際、守護石として大粒のエメラルドを身につけていたという逸話も伝わっています。古代ローマでは愛の女神ヴィーナスに捧げられた「愛の石」ともされ、こうした物語性の豊かさが、婚約指輪という特別な場面にふさわしいと感じられる理由の一つです。
