お客様の質問にジュエリー職人が直接お答え致します。

Q:永遠に水に強く傷つかないほど錆びない強力な素材の結婚指輪を探してます。


というご質問を頂きました。
花嫁さまからのかなりのハードル高めのご要望で、「水に強く」はクリアできそうですが、
「永遠に」傷つかないとなると、色々な種類の素材を扱える当店でもかなりキビシイですね・・・。
ただ「かなり傷つきにくい」という基準なら、ご紹介できる素材はあります。

A:水分や汗、温泉などに半永久的な強さがあるのは、

やはりレアメタルの
<ハフニウム>
<タンタル>
がTOP2、
次いで<ジルコニウム>
となります。

純金や純プラチナもほぼ条件を満たす素材ですが、
<ハフニウム><タンタル>との違いは、
そのままではかなり柔らかく強度が足らないため、
キズや変形に耐えるような適度な硬さにするため、
Pt900やK18イエローゴールドのように、合金にしてリングに使用すること。

その際に一定の割合で添加された、パラジウムや銅といった金属が溶けだすと肌にアレルギー反応を起こしやすく、例えば金錆びと言って赤くにじんだりする場合があります。
ステンレスにも医療用途に使われる<サージカルステンレス>など耐食性が高いものが
アクセサリーに使用されたりしていますが、3種類以上の素材が含まれる合金
のため、10年、20年~と長く指に付けるものですから注意が必要なところがあります。

ポイントは、腐食に強い素材も、合金にすることで、あとから加えた素材が耐久性に劣ると変質し、錆びの原因になるという事です。

<ハフニウム>
<タンタル>
に関しては、もともと酸/アルカリに非常に強い耐食性が高い素材を
純度100%に近い状態でリングにしますので、錆びたり変色する心配なく毎日身に付けて頂けます。
「錆びないリングにしたい」というご質問に対して、ぴったりの素材ですね。

腐食しないので、キズつけば曇りますが、錆びて輝きや美しさが時とともに失われることはありません。

キズに関しては、細かい擦り傷に対してはとても粘りづよい<タンタル>が一番強く、
打ちキズには<ハフニウム>が強いと思います。
次が<ジルコニウム>の順
です。
この判断の理由は、切ったり削ったりしている私のつくり手としての手ごたえ、製作の経験と納品後に再仕上げに戻ってきたリングの状態、それぞれの素材の硬度や強度の化学的なデータ、などから導いた総合的な判断です。

とはいっても、キズの発生は日常的な使用状況などにもよりますし、
タンタルとハフニウムの間の差はわずかなもので、人によってはあまり感じられ
ない程度のものと思います。

<タンタル素材> 結婚指輪 1本:¥88000位~

Q:大きな傷や変形にも強い最強の結婚指輪はどの素材ですか?


大きいキズや変形に強いのは圧倒的に、硬度が高い<ハフニウム>です。

これは強度に関する測定値が<タンタル><ジルコニウム>
の倍ほど高い事によります。

ただ鉄や陶器など日常生活にはこれらの素材にキズをつける
硬さのものも普通にありますので、どこかの時点でメンテナンスは
必要になると思います。

<ハフニウム素材> 結婚結輪 1本:¥138.000~

Q.こちらにある素材の中でタンタルが良さそうですが、
基礎知識としてメリットとデメリットは何でしょうか?
他にオススメの素材はありますか?
なお、希望する色はシルバーかゴールドなので タンタルの場合はブラックしかないでしょうか?


A.タンタルのメリットは何と言っても美しい黒さと希少性、この二つ。次に強度の高さです。
宇宙でもっとも希少な元素とも言われ大変希少性が高い素材で個性派のリング素材として注目されています。

すべての金属の中で一番黒い金属として注目を集めたタンタルは、素材自体が黒いので永久に色が変わる事がありません。
腐食にもずばぬけた強さを持ってますので、酸にもアルカリにも侵されずイオンを出さないので、金属アレルギーが出る可能性がほとんどありません。

強度もプラチナ・ゴールドよりかなり高く、丈夫でキズや変形への耐久性に優れています。

ただ色合いがシルバーかゴールドがご希望となると、黒い色合いという特性はデメリットですね。

それならば強度、耐久性、耐食性などがほぼ同等のシルバー系カラーのレアメタル
ハフニウム
を選ばれるか、裏技になりますがマット仕上げなど、つやを減らすことでブラックの色味をグレー系に変化させる方法があります。

金属は磨くほどに、コントラストが強くなるイコール白黒がハッキリして見える性質があるので、表面にマット(つや消し)のテクスチュアをつけてぼかすことで、少しですが見た目の色調を白めにを寄せることが出来ます。

写真はタンタルのリングですが、仕上げによる違いが伝わりますでしょうか?
溝の中がつやありで黒っぽく、上下のつや消し部分が白く二種類にコントラストがついています。
こんなツートーンも、おしゃれ感を演出できてグッと魅力的な印象ですね。

次にタンタルのデメリットですが、
まず加工が難しいため取り扱うブランドが少なく、一般的にはショップに定番商品として並んでなく、
エリアによっては現物を確認して購入できるブライダルリングショップが無い場合も多いという事です。

素材も希少価値があるため高価で、加工が難しいことで加工費用の分価格が高めになり、手頃さには欠けるかも知れません。
と言っても2mm前後の幅でシンプルなデザインのマリッジならば、最近(2022.5月)はペア20万円をかなり切るお値段になってきたのは、黒い金属、アレルギーが心配なカップルにはとても嬉しい良い情報ですね。
リングの価格は、地金の相場の影響を受けますが、今後もプラチナ/ゴールドのリングとの価格差は近づいていくかも知れません。

またレアメタルに共通する部分ですが、
サイズ直しなど修理に制限があることでしょう。
サイズ直しは、リングの円を小さくしたり大きくしたり
することですから、多少なりとも形を少し変える作業を
伴います、強度が強いため、比較的柔らかめのプラチナやゴールドのように
簡単にカタチを修正できないので技術と時間がいります。

また数サイズの変更になると、一部をカットしてつなげ
なおす必要がありますが、溶接した部分がうっすらと
色が変化する場合があります。

タンタル、ハフニウム、ジルコニウムそれぞれのメリット・デメリットについて
もっと詳しくお知りになりたい方は、解説しておりますのでこちらのページから↓
【ハフニウムの結婚指輪の5つのメリットと4つのデメリットについて】
タンタルの結婚指輪の6つのメリットと3つのデメリットについて
【ジルコニウムの結婚指輪の9つのメリットと3つのデメリットについて】

Q.タンタルとハフニウム、どちらも気になり困っています。実物を見てみたいのですが、
県外在住で、ショップへの来店は難しいのですが・・・。


A.実物の質感をご自宅で体感頂ける<サンプルキットご送付サービス>のご利用がおすすめ。
無料でご利用頂けます。
<お問い合わせフォーム>より、「タンタル・ハフニウムサンプル希望」と記入してご送信をお願い致します。

■金属アレルギーの方でも安心して着けれる
レアメタルの結婚指輪ですが、仕事で手を使うので傷が入りにくい方がいい。
手入れが要らない簡単な指輪がいい。
などアレルギーがない方々からも、そのタフな強さを重視されて支持が広がっています。

同じレアメタルのグループでも、さまざまなカラーの発色が楽しめて軽い着け心地のジルコニウムもファッション志向の方に近年人気ですし、プラチナ、ゴールドなど貴金属以外の選択肢として、優れたスペックを持つ素材として、タンタル、ハフニウムなどレアメタルをご検討して見られるのもおすすめです。
レアメタルの結婚指輪のデザイン事例はこちらでチェック。
instagram /sevendreams19970807
まだつけている人がほとんどいないので、特別感あるかぶらないリングという点でも魅力的な選択かもしれません。
もちろん「彼がアレルギーでタンタル、彼女はプラチナで」と別の金属での製作にも問題なくご対応しています。

プロポーズを検討中で、彼女が金属アレルギーという方には、本サイトにアレルギー対応のエンゲージリングのギャラリーがありますので、ご活用ください。

「ダイヤモンドや誕生石を留めれますか?」
「自分たちで描いたイラストをリングにいれたいのですが?」
など、など、おふたりの希望の結婚指輪をお聞かせください。
予算に合わせた素材や意味を持たせたデザインなど選び方やおすすめをご提案をさせて頂きます。

■どんなに小さい事でも聞いてくださいませ。
これからずっとお二人の歴史を共に歩む、一生もののブライダルリング。
世界にひとつの想いをカタチにするお手伝いをしたいと思いリングづくりをしています。
後悔の無いリング探しのためしっかりサポートさせて頂きます。

お二人からのご質問・ご予約お待ちしております。